前述の通り欧米は動物愛護の概念が一般市民にも浸透していて、もはや日本で暮らす犬猫が可愛そうにすら思いました。

日本の動物愛護に関する法律も改正され法的には先進国に若干でも近づきつつありますが、多少上向いてる程度でまだまだ足りないと感じます。
なぜなら、それらは動物のための法律ではなく、日本人の公益を最優先したものだからです。

諸外国とは文化や思想の違いもありますし、一概にペット先進国のような法整備をすることが最善とは言えませんが、せめてもう少し国民に浸透するような取り組みが必要だと私たちは考えており、私たちにできる範囲で活動しています。

ローカルなネタで恐縮ですが、私たちが住む地域の公園は犬猫出入り禁止です。
解禁するたびに苦情が入り禁止になるんだそうですが、時代錯誤もここまでくると、もはや逆行してるようにも思えます。
ペット同伴で入れる施設は指で数えられるほどで、笑うしかありません。

動物愛護の精神や概念がない人達にただルールを伝えるだけでは、いつまで経っても改善するはずがありません。

そもそも今の日本の社会は、動物愛護について興味をもてる構造ではないように思います。
だからこそ、保護団体や志ある個人が、大変でも私財を投じてまで率先して活動し、現状を発信し続けるのです。

殺処分をゼロにすることも大事ですが、それは私たちの最終目標ではありません。
活動を継続するうえで一般の方の理解を得るために、その言葉を並べることもありますが、そもそもあまり好きな言葉ではありません。

なぜならそれでは根本的な解決にはならないと考えているからです。

▼続く

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